気温はまだ低いとはいえ、窓から入る春めいた日差しがうれしいこの頃です。
さて、令和6年度は3年に1度の介護報酬、障害福祉サービス等報酬の改定の時期と重なり、改定情報を収集しながら、令和6年度に向けどのように対応していくか検討されているのではないでしょうか。同時に補正予算の策定と当初予算の策定を進めていく時期になっております。2月に入り補正予算を策定する中で注意すべき点について、質問を受ける機会が増えてきましたので、今回は補正予算策定時の注意点について、書かせていただきます。この時期の補正予算は、最終補正予算となるケースがほとんどだと思います。この予算は決算書類にも表れ、財務諸表等電子開示システムで外部にも公表されるため、より正確な予算策定が必要になります。令和5年度では、新たに令和6年2月から5月までの期間に職員の処遇改善として、(介護)介護職員処遇改善支援補助金、(障害)福祉・介護職員処遇改善臨時特例交付金が支給されることとなりましたので、補正予算にも反映が必要となっています。ここからは、今年度の補正予算で気をつけるべき項目とあわせ、私自身が補正予算で漏れやすいため気を付けている主な項目を以下に記載させていただきます。
予算策定にあたっては、経過月までの試算表の単月実績を並べ、3月までの予測値を入力することで作成時の異常値や漏れが発見できる資料となります。令和6年度の報酬改定に向けた準備期間と重なり、お忙しい時期となりますが、補正予算についても、今年度の最終の補正予算となりますので、積算漏れがないように、ご注意いただければと思います。
株式会社 経営開発センター 稗田 修生
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