149:『コミュニケーションの使い方で ストレスコントロールをする』

 

朝夕には秋を感じる瞬間はありますが、日中はまだまだ暑い日が続きます。秋が待ち遠しくなる日々です。

 

この度のレポートでは、先月、コミュニケーション研修に参加をさせていただきました内容で、私の学び・気づきにつながった体験談をお伝えさせていただきます。

 

テーマは「開放的・閉鎖的なコミュニケーション」でした。

研修では自分自身がコミュニケーションを交わしていて、どんな時に開放的・閉鎖的を感じるか?どんな相手だと開放的・閉鎖的を感じるか?閉鎖的なコミュニケーションがもたらす影響とは?等を参加者とディスカッションを深めながら進めていくというものでした。

 

研修を通して学び・気づきに繋がったことを下記にまとめさせていただきます。

 

●私の理解する又は私自身が行なっている、開放的なコミュニケーションと閉鎖的なコミュニケーション

自分自身の姿勢・態度・心の状態等
開放的なコミュニケーション ・物理的な距離・心の距離において、相手とほどよい距離感がある

・ムリなく相手と自然な会話が出来ている

・会話の内容に関係なく「軽やかな」な心の状態である

閉鎖的なコミュニケーション ・相手と出来るだけ距離をとる、短時間でコミュニケーションを終わらせようとする

・相手との会話において顔色をうかがいながら、言葉を選びながら対応している

・必要最低限の会話(コミュニケーション)等で今を終わらせようとする

 

また、ディスカッションを深めていくうちに、相手によって当該コミュニケーションを使い分けていることが多いことに気づきました。これは他の参加者も同じようなご意見を持つ方がおられ共感が得られました。

 

●研修を通しての今後の私自身の行動変容

・開放的なコミュニケーションが良くて、閉鎖的なコミュニケーションが悪い、という先入観を持たない。

(上記の表を見ていただくと、開放的が良くて、閉鎖的が悪い、と感じてしまいます。研修参加前までは私もそう思い込んでいましたが、そうではないことに気づきました)

・自分が閉鎖的であっても、相手が閉鎖的になっているとは限らない。また相手にとっては閉鎖的なコミュニケーションで接する方が適している場合(場面)がある。
・自分自身が“この瞬間”、どちらのコミュニケーションをとっているか認識する必要がる。その為にも自分自身の状態を常に観察しておく必要がある。
・自分自身のストレスコントロールのためには、時に閉鎖的なコミュニケーションで対応する。必要であればいつでも開放的なコミュニケーションへの転換が出来る様に、その転換方法を知っておく必要がある。

 

新型コロナウイルス対策で長引くマスク生活に加えて、夏の暑さでストレスが溜まりやすくなっていると思います。可能な範囲で皆さまのストレスコントロールに繋がれば幸いです。

株式会社 経営開発センター 松本 和哉 拝

(一財)生涯学習開発財団認定コーチ

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