132:『ストレスと上手く付き合う』

 

世の中では新型コロナウイルスの話題ばかりで、いつ終息するかも分からないまま月日だけが過ぎていき、気持ちも落込みがちになってしまう最近の私です。

この様な時こそ、元気に、明るく、前向きになろうと自分では言い聴かせています。

 

4月は新年度になり、新入職員を迎えられる職場、人事異動で昇進・昇格をされる方、職場や住まいが変わられる方等、環境の変化は多種多様だと思います。その様な環境の変化についてまわるのが『ストレス』ではないでしょうか。そうでなくても普段から『ストレス』を感じられている方は多くいらっしゃると思います。

 

過剰なストレスは心身に影響がありますが、適度なストレスは生産性の向上などに貢献していることもあると言われています。つまり、ストレスと『上手く付き合っていく』必要があります。

「それが出来れば苦労しない・・・」というお声も聴こえてきそうですが・・・。『上手く付き合う』方法を一部ご紹介させて頂きます。

 

第1ステップ:ストレスのサインを知る

自分自身または周りの方の言動を確認してみて下さい。ストレスが高くなっている可能性があります。

攻撃的な言動 避難的な言動 生活スタイル
☑口答え、批判がいつもより増えた

☑食べるスピードが早くなった

☑失敗を人のせいにする

☑人の話しを聴かない

☑やる気を感じられない

☑ミスが多い

☑欠勤や遅刻が増える

☑会議やミーティングをよく休む

☑コーヒーやお茶の量が増える

☑タバコやお酒の量が増える

☑辛いもの甘いものをよく食べる

☑身だしなみが乱れることが多い

 

第2ステップ:自分自身、相手のストレスが過剰となっている時の対応

仕事面 その他
●これ以上の負担を掛けない

●何が負担になっているか、よく話しを聴く

●協力者をつける

●気晴らしをとる(体を動かす)

●休息をとる

●必要に応じ専門家に任せる

 

第3ステップ:普段から気を付けたいこと

●いつストレスが高まっているかを把握する(どこで、何が、誰が、きっかけかを把握する)

●プラス思考で考える(例)上司に注意をされたのではなく、期待をされている等

●依存を減らす(食事、アルコール、タバコ、仕事、ゲーム等への過度な依存を減らす)

●適度な運動、適度な睡眠をとる

 

ステップに分けて、ストレスと『上手く付き合っていく』方法を列挙させて頂きました。この他にも方法はあると思います。また、これが出来ればストレスが軽減されるとも限りません。

 

私も全てが実践出来ているわけではありませんが、これを実践するのとしないのとでは、全く違ってくると感じています。また、1人で行なおうとせず、職場や家庭でご協力者のもとお互いに声掛けをしながら、ステップをクリアしていく方が取り組んで頂きやすいと思います。

 

過剰なストレスはご本人だけではなく、周りまで巻き込んでしまうということをご認識して頂き、お気を付け頂ければ幸いです。

 

 

株式会社 経営開発センター 松本 和哉 拝

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