レポート:71号『新会計基準移行へ  移行準備のラストチャンス』

 新年あけましておめでとうございます。平成27年は新会計基準への移行の最終年度であり、また報酬改定など、大きな変化が起きようとしておりますが、今後もお客様の経営課題解決のため全力を尽くしてまいります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、この度は期限が差し迫っております新会計基準への移行について触れたいと思います。平成27年度予算から全社会福祉法人様へ適用となる新会計基準ですが、ご準備は進んでおりますでしょうか。移行期限直前の今、改めて移行のために必要な準備及び移行処理をご確認いただければと思います。

■新会計移行処理スケジュール

時期

作業内容

実施期限・時期

完了

未完了

26年度

経理規程の作成

理事会まで

会計ソフトの導入・設定

3月末日まで

新会計基準での当初予算作成

理事会まで

経理規程の理事会承認

3月末日まで

新会計基準での当初予算の理事会承認

3月末日まで

事務担当者の勉強会

随時

27年度

期首貸借対照表の作成

決算終了後

移行に係る仕訳処理の入力

決算終了後

新会計基準に基づく日常会計処理

4月から

 また、来年度の移行処理後にチェックすべきポイントについても一部掲載させていただきます。

■移行処理チェックリスト(抜粋)

チェック内容

拠点区分毎に貸借対照表は作成されていますか?

勘定科目の組替えは適正に行われていますか?

 例)未収金 ⇒ 事業未収金、未収金、未収補助金、未収収益

   預り金 ⇒ 預り金、職員預り金

勘定科目組替え後の貸借対照表と組替え前の貸借対照表において、下記の項目は一致していますか?

  ・総資産の額(借方合計・貸方合計)

  ・次期繰越活動収支差額の額(次期繰越活動増減差額の額)

  ・支払資金の額(流動資産 ― 流動負債)

 

移行に係る仕訳処理は適正に行われていますか?

 移行処理への準備が出来ていない、準備は進めているが不安があるという法人様、また移行初年度の会計処理に不安のある法人様は、是非とも弊社へご相談ください。

 これからまだ寒い日が続くかと思いますが、くれぐれもご自愛くださいませ。

 

  株式会社 経営開発センター 山口 恭右

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