早いもので、平成24年度も半期が終了しようとしていますが、弊社お客様において、「行政監査が無事終了しました。」「行政監査の日程が決まりました。」等、行政監査に関する声を良くお聞きするようになりましたが、皆様の施設ではいかがでしょうか? 皆様にとっても行政の指導監査は、できれば大過なく無事に終えたい課題だと思います。 そこで、今回は、兵庫県のホームページにも掲載されている「社会福祉法人の指導監査結果 平成22年度実施分」について、ご紹介をさせて頂きます。実際に他の法人で、どのような指摘を受けているのかを把握しておくことで、事前の備えに活用頂けると思います。 まず、公表されている結果の概要を申し上げると、実施数124法人、指摘件数293件、指摘の内訳(会計管理に関すること107件、理事会に関すること49件、理事に関すること35件、その他は省略)となっており、特に、会計管理に関する指摘の多さが際立っている状況です。 【会計管理に関する指摘事項の抜粋(主な内容)】
上記、指摘事項を集約すると、「経理規程、予算管理、支出手続き、寄付金、小口現金、入札・契約、決算書類、不適切な支出、証憑書類・台帳の不備等」となっている状況です。 可能であれば、法人で内部監査を実施して頂き、書類や手続きの不備を事前にチェックしておく事が重要と考えます。また、県のホームページには、会計管理のみならず、他の分野や事業種別毎の結果が公表されていますので、原文のご確認をお勧めいたします。 少しでも、法人の健全な運営の一助になればと存じます。 |
株式会社 経営開発センター 野崎 悦雄