『 面談の視点・心得・姿勢 』

令和4年になり1カ月が経過しようとしています。時間の経過のはやさを痛感させられます。

年度末には補正予算、次年度予算、事業計画、次年度に向けての人事異動等の検討、新入職員の受け入れ準備等・・・と、多くのイベントがあり大変ご多忙な日々をお過ごしのことと思います。

 

年度末や新年度にかけて比較的多くの機会がありますイベントで『面談』があります。この度はその『面談』についてレポートをさせていただきます。普段行なっている『面談』を振り返っていただく材料として活用をしていただければ幸いです。

 

一言で『面談』と言っても種類は様々です。そこでまず下記の『視点』別に現在行なっている『面談』を振り返っていただきたいと思います。

 

 

視 点 備 考
その『面談』は本当に必要ですか? 面談は目的ではなく手段となります。「以前からこの時期に行なっているから・・・」という理由で何となく続けているような『面談』はありませんか?

必要性を振り返っていただくことは重要です。

その『面談』の目的は?

その『面談』を通じて実現したいことは何ですか?

時間は有限です。貴重な時間を割いて行なわれる『面談』ですので、『目的』『実現したいこと』を事前に明確にしておくことは重要です。
その『面談』を通じて「お互いの間に生まれること」は何ですか? 一対一(または複数対一)で行なわれる『面談』を通じて「お互いの間に生まれること」を意識してみましょう。『面談』を行なうメリットも見えてきます。

<お互いの間に生まれること(例)>

●安心感 ●信頼関係 ●認識や情報の共有 ●お互いのアイデア

●本音での対話 ●お互いの価値基準の共有等

 

続いて、面談を有効に進めていくための「心得・姿勢」を下記にご紹介させていただきます。

 

 

心得・姿勢 備 考
面談の手段

(対面・リモート・電話等)

ここ2年程でリモート形式の会議や研修が増えました。『面談』もリモートで出来る時代になりましたが、上記の視点から考えてどれが適切かを選んでいただくのが良いかと思います。
事前の準備 ●面談スケジュール(手段・時間)を明確にしておく

●目的等を明確にしておく

●面談で聴くべきこと、話すべきこと、を明確にしておく

●面談のゴール(達成基準)を明確にしておく等

面談中の姿勢(面談をする方) ● “聴く”姿勢でのぞむ、相手が話し終わるまで聴く(発言を妨げない)

●感情的、批判的、評価的態度をとらない

●揚げ足をとったり、あら捜しをするようなことはしない

●相手を認め、ほめるところはしっかりとほめている

●思いやりの気持ちをもって接している等

 

 

いかがでしょうか?

少し振り返ってみると普段意識していないこともあるかと思います。

紙幅の関係で一部しかご紹介が出来ませんでしたが、レポートをまとめながら改めて私自身の振り返りにもなりました。

皆さまも取り組みやすいところから、取り組まれてはいかがでしょうか?

 

株式会社 経営開発センター 福祉経営部 松本 和哉 拝

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