『令和3年度 月次・決算を終えて…』

 決算作業が終わり、理事会・評議員会・電子開示システム入力・資産変更登記と5,6月は社会福祉法人様にとっては大変お忙しい時期だったと思います。7月に入りまして、一段落着かれたところかと思います、大変お疲れ様でした。

さて、私どもも決算作業が終わり振り返りを行なうなかで、課題が浮き彫りになりました。この度は今回の課題を受けて次年度の決算に向け、毎月注意すべき点や次年度の決算に向けて準備をしておいた方が良い事項を実際の経験を元にレポートさせて頂きたいと思います。

 

項目名 確認事項 チェック項目
1 経過科目明細作成 ・事業未収金や事業未払金、預り金等経過科目は毎月経過科目明細を作成し適正な残高か確認を行う □事業未収金

□前払費用

□事業未払金

□職員預り金

2 固定資産の新規登録等 ・毎月済ませ、耐用年数や備忘価格等の確認を行う

・廃棄物品・寄贈物品の確認を行う

□固定資産登録

□廃棄物品除却・会計処理

□寄贈物品登録・会計処理

3 退職処理 ・退職者の発生の都度退職処理が行えているか確認を行う □退職処理の有無
4 内部取引 ・内部取引科目の設定が行えているか確認を行う

・必要に応じ内部取引の消去が行えているか確認を行う

□内部取引科目の設定確認

□内部取引消去の確認

5 予算 ・予測しがたい支出に備えるため、予備費の計上の検討を行う □予算進捗率の確認

□定例外の支出の確認

□予備費計上の有無の検討

6 決算事前準備事項 ・決算を迎えるにあたり決算作業がもれなく出来る様に用意すべき資料に関するチェックリストの作成を行う □最新の定款の確認

□過去の監査指摘事項の確認

 

実際決算間近にならないと経理処理が進まない点も多数あると思います。ですが、毎月洗い出す事が出来るものも多数ある事に気づきました。決算直前になり慌てる事無く毎月押さえる事が出来る点は沢山あると思います。4月末になり繁忙期直前に準備をするべき資料を洗い出すのでは無く、比較的時間に余裕のある時期に出来る事を進めておく事で、決算時の業務が円滑に行え、冷静に物事が進み質の高い決算書の完成に結び付くのではないでしょうか。皆様もぜひ参考にして頂ければと思います。

税理士法人 稲田会計 福祉経営部 熊谷 健太

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