レポート:83号『ダーウィンの進化論から学ぶ』

新年、明けましておめでとうございます。

本年は社会福祉法人の皆様にとって、かつてない変革期を迎えており、改正社会福祉法(案)への対策等のソリューション(問題解決)を強化していく所存です。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 

さて、この度は、お客様向きに送付させて頂いた新年のご挨拶文から抜粋し、ご紹介させていただきます。

 

地質学者であり、生物学者であるイギリスの「チャールズ・ロバ-ト・ダーウィン」は次のような名言を残しています。

『最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。唯一生き残ることが出来るのは変化できる者である。』

また、次の言葉も残しています。

『自然淘汰とは有用であれば、いかに小さな事であろうとも保存されていくという原理である。』

 

このダーウィンの理論は、法人経営においても同様であり、環境変化に対応できる法人が生き残ることができることを、我々に教えてくれていると思います。

 

既にご承知のとおり、この度の改正社会福祉法(案)では、

(1)経営組織のガバナンス強化

(2)事業運営の透明性の向上

(3)財務規律の強化(適正かつ公正な支出管理・いわゆる内部留保の明確化・社会福祉事業等への計画的な再投資)

(4)地域における公益的な取組を実施する責務

(5)行政の役割と関与の在り方

等について変革を求める内容であり、法人の機関設計をやり直す必要がある程の大幅な改革案となっている状況です。

 

現時点では、法案は成立していない状況ですが、この環境変化に対応できるか否か、法人の経営力が試される大事な局面になると思われます。

 

株式会社 経営開発センター 野崎 悦雄

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