レポート118:『職員のモチベーションを上げる』

 皆様におかれましては、新たな気持ちで新年を迎えておられることと存じます。

 本年も弊社では、「お客様の経営の発展に貢献すること」を使命とし、社員一同精進して参りますので、何卒宜しくお願い申し上げます。

 

 さて、事業年度末が近づき、今後、人事考課や面接等に取組まれるケースもあろうかと思いますので、弊社が行う「考課者研修」の中でお伝えしている、「ストローク理論」についてご紹介をさせて頂きます。

 

 スポーツの世界では、パフォーマンスを高めるために、肉体的なものに加え、メンタル面(感情・モチベーション)を強化していく重要性を当り前のように語られていますが、私は、ビジネスシーン(仕事)においても同様で、感情やモチベーション等のメンタル面の充足が、大変重要だと思っています。

 私自身の経験からも、周囲からの「言葉ひとつ」でやる気になったり、失ったりしながら、日々反省することが数多くあります。

 ストロークとは、人と人との「ふれあいのやりとり」の事で、具体的には、褒めたり、期待をかけたり、話を聴いたり、挨拶したり、感謝したり、叱ったりが、ストロークの一例です。

 つまり、ストロークとは、ある人を無視せず、その存在を認めて、何らかの働きかけをすることを言います。

 そのストロークには、「プラスのストローク」と「マイナスのストローク」があり、人を動機付けするのは、「プラスのストローク」です。

プラスのストローク

(相手が快く感じる態度行為)

マイナスのストローク

(相手が不快に感じる態度行為)

・褒める   ・励ます

・期待をかける  ・長所をみる

・感謝する  ・できる  など

・命令   ・批判   ・比較   ・否定

・説教   ・侮辱   ・訓戒   ・尋問

・無視  など

 また、ストロークは、言葉より態度(非言語)の影響の方が大きいとされ、話す内容より、「言い方・態度・表情・身振り」に注意することが大切であると言われています。

 

 人事考課や面接は、モチベーションアップの絶好の機会だと思います。

『人間は、言葉ひとつでやる気になったり、失ったりする感情の動物である』ことをご理解して頂き、是非、プラスのストロークを、日常の5倍~10倍活用して頂いて、職員のモチベーションアップにつなげて頂ければ幸いです。

 

株式会社 経営開発センター 野崎 悦雄

 

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