レポート:61号『業務改善で利用者サービス向上』

 私ごとですが、この度、「業務改善セミナー」に参加する機会をいただきました。今回はそのセミナーからご報告をさせていだきます。

 改善とは業務の目的を効率よく達成するために手段を選択するなど、やり方を変えることです。改善の手始めは5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)と職場の3(ムリ・ムダ・ムラ)をなくすことからと言われております。

 下記の表は5Sの中の整理、整頓の業務改善の流れを示したものです。

 日々当たり前に行われている仕事を見直して、業務を改善していこうとするのは勇気がいることです。

 現場では業務改善に要する時間の捻出や今までの仕事の価値観を変えることによる反発もあるかと思われます。しかし、利用者様へのサービス向上という目的に向け、業務改善を実施したその先には、利用者様のみならず、職員の満足度の向上成長があることは言うまでもありません。また利用者様へのサービスの向上・職員の満足度の向上を目指した新たな仕組みは、きっと現場を生き生きさせ現場を活性化するものだと考えます。実際、改善活動の活発な職場に共通しているのは、①職場が美しい(印象がよく信頼ができる)、②従業員が明るい(利用者様に喜んでもらえる)、③安全な職場(ミスや事故が少ない)であることの方が多いようです。業務改善を行った後には、得られた効果が改善前の状態に後戻りしないようにするため維持・管理することも重要です。

 今一度、自法人の業務改善の取組み状況を振り返る機会にしていただければ幸いです。

 今後の皆様のご発展を心よりお祈りしております。

株式会社 経営開発センター 福祉経営部 稗田 修生

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